2016年7月2日(土)12:00
渋谷マルイで「攻殻機動隊」VR視聴がスタート VR4Dシステムでより高度な仮想体験を実現
(C)士郎正宗・Production I.G/講談社・「攻殻機動隊 新劇場版」製作委員会
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東京・渋谷マルイの7階に展開するI.Gストアで、6月30日から「攻殻機動隊 新劇場版 Virtual Reality Diver」の有料視聴体験がスタートした。この催しでは、昨年9月18日に「TOKYO GAME SHOW 2015」で発表されたプロジェクトの成果がお披露目され、約15分に及ぶ完成版映像を、最先端のVRデバイスとVR4Dシステム搭載チェア「TELEPOD(テレポッド)」を用いて体験することができる。
VRとは、CGや音響効果により、実際には存在しない空間を仮想現実として体感できる技術のことで、ヘッドマウントディスプレイを介して、まるでモニターの中の世界に入り込んだかのように360度を見渡すことができる。
6月29日には、一般公開に先駆けてプレス向け体験会が行われた。これまでに何度も体験イベントが行われてきた同作だが、今回は新たにTELEPODと組み合わせることで、映像の音響に合わせて振動が発生する「4D体験」を味わえるようになった。視覚、聴覚に加えて身体全体で情報を受け取ることができ、臨場感が格段に向上している。
プロダクションI.Gが始めにVRコンテンツとして着手したのは、「宇宙戦艦ヤマト2199」の宣伝用VRである、VRヘッドセット「Oculus Rift DK2」を利用した「ヤマト2199艦外ツアー」だったという。「アニメを制作する際に作られた3Dモデルを流用できるのではないか」というアイデアから、実際に「宇宙戦艦ヤマト2199」に用いられたCGデータを一部使用する運びとなった。その3Dモデルを、同作のベースとなっているゲームエンジン用に改良しVRソフトを開発したという。ヤマト2199のVRソフトの制作から1年ほど経ち、「攻殻機動隊 新劇場版 Virtual Reality Diver」の企画が始動。、制作に費やした期間はおよそ10カ月。プロダクションI.Gの企画本部長・郡司幹雄氏は、公開中の公式ティザー映像でも確認できる「攻殻機動隊」シリーズの主人公・草薙素子の義体が組み上がるシーンや、シリーズおなじみのダイブシーン、桜が舞い散る場面の描写などに特に注目してほしいと、完成した同作をアピールした。
「攻殻機動隊 新劇場版 Virtual Reality Diver」の視聴体験価格は600円(税込み)。
※「Oculus」は登録商標です
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