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ニュース 2022年6月1日(水)10:00

「僕が愛したすべての君へ」「君を愛したひとりの僕へ」同じナレーションから始まる2作品の特報映像を公開

乙野四方字氏の小説を劇場アニメ化する「僕が愛したすべての君へ」と「君を愛したひとりの僕へ」の特報映像が公開された。

累計発行部数28万を超える原作(ともにハヤカワ文庫刊)は、人々が並行世界を行き来していることが実証された世界を舞台に、同じ名前の2人の少年が、それぞれが暮らす世界で少女と恋に落ちるラブストーリー。2作品は独立した物語だが、読み進めるうちに互いの世界が影響し合っているという世界観が明らかになり、どちらから読むかで結末の印象が大きく変わるというギミックが盛り込まれており、劇場アニメ版もこの構成を受け継いでいる。「僕が愛したすべての君へ」をBAKKEN RECORD、「君を愛したひとりの僕へ」をトムス・エンタテインメントが制作する。

(C)2022 「僕愛」「君愛」製作委員会

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(C)2022 「僕愛」「君愛」製作委員会

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2作品の特報映像は「僕たちは生まれた瞬間から無数の選択をして生きている」という、同じナレーションからスタート。「僕が愛したすべての君へ」では、主人公の高校生・高崎暦と、並行世界で恋人同士だったというクラスメイト・瀧川和音の出会いが描かれており、後半では、予期しない不具合により何らかのプログラムが停止するという不穏な場面も収録されている。

(C)2022 「僕愛」「君愛」製作委員会

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(C)2022 「僕愛」「君愛」製作委員会

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一方「君を愛したひとりの僕へ」では、主人公の日高暦と、彼が恋に落ちた佐藤栞が青春の日々をともに過ごす様子が描かれるが、やがて「運命だと思った君と結ばれない世界で出会ってしまった」というナレーションとともに、泣き崩れる暦の姿が映し出される。

また、2作品のティザービジュアルも公開された。絵柄は5月に公開されたプロジェクトビジュアルと同じもので、2枚を並べると、交差点を中心として2つの世界が隣り合うようになる仕掛け。なお、この交差点は原作者である乙野四方字氏の故郷である、大分県大分市の「昭和通り交差点」がモチーフであることが公式に明言されている。

僕が愛したすべての君へ」と「君を愛したひとりの僕へ」は10月7日に同時公開。以下に、各作品の監督からのコメントを掲載する。

【松本淳(「僕が愛したすべての君へ」監督)】
高崎暦、日高暦、同じであり違う人、別人であり同じ人。縁あって高崎暦と付き合うことになったが、幸せなのはどっちの暦なのだろうと考える。それにしても、ひとりの人間がひとつの選択肢が違うと、かくも違う人生を送るものかと驚かされる。これはSFだけの話だろうか、それとも現実世界でも起こりうる話なのだろうか。でも、2人の暦はプロセスこそ極端に違えど幸せな人生を送ったのではないだろうか。この2つの映画を観た方々はどう思うのだろうか。2本のクロニクル、ぜひあなたの目で確認してください。

【カサヰケンイチ(「君を愛したひとりの僕へ」監督)】
選択しなかった世界を垣間見ることができるとしたら、みなさんはどんな世界を覗いてみたいですか。それよりも選んできたこの世界を間違いにしないことを考えるべきなのかもしれませんが、想像してみることは自由です。この世界が豊かな想像力に溢れた世界へと向かっていますように。

作品情報

僕が愛したすべての君へ

僕が愛したすべての君へ 1

これは人々が“並行世界”を行き来していることが実証された 〈ふたつの世界〉の〈ひとつの物語〉。両親が離婚し、母親と暮らす高校生の高崎暦(たかさき こよみ)。ある日、クラスメイトの瀧川和音(たきが...

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